個室の広さを十分にとる

こんにちは
伊藤裕子設計室の伊藤裕子です。
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バリアフリーというと、
「手摺をつける」「床の段差をなくす」と考える方が多いですが、
見落としがちなのが、

「十分な広さをとること」

たとえば、介護が必要な家族の個室。

以前、相談を受けた知り合いは、病院から引き取る車椅子の家族の為に、4.5畳の部屋を用意していました。トイレは2畳別にあるのに、です。さらに言えば、隣にほとんど使わない客間も6畳あるのに。
「これでは、使いづらいですよ」とアドバイスしましたが、
何故か「寝てるだけだからもっと狭くて良い」と、判断され、4.5畳より小さく、完成しました。
結果は? 3カ月で病院に戻られました。

個室はできれば8畳以上あったほうがいいです。理由を下にあげてみました。

* 介護ベッドスペース
* 家族が簡易ベッドなどで、添い寝することもある
* ベッドメイキングや介助で、できれば、ベッドの両側空いた方が良い
* ポータブルトイレや介護用品が結構かさばる
* 車椅子は結構大きく、操作にもスペースが必要
* TVや、安楽椅子など、娯楽のスペースもほしい
* 寝ていることが多いなら、そこがすべての空間なのだからむしろ豊かに


もし、そこだけで広さが取れない場合は、襖を開けると隣の部屋と一体になって使える、とか、引き戸で他の空間をつなげる工夫をします。
リビングとつながってるのもいいですね。

とにかく、ドアで仕切られた、小さな部屋ばかり作らないことです。

現在、介助が必要でなくても、どこかに、そんな広さと仕掛けがあるスペースを考えて置くと安心ですね。

b0231969_114311.jpg二部屋続きの8畳の和室を、段差なしのコルクタイルにして、手前はベッドスペース、庭に近い方をミニリビングとして使っています。
障子を開けると広縁も一体の、のびのびしたスペースになります。



愛着のある日本家屋の雰囲気を変えずに、バリアフリーに対応させています。


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by itoyukosuruga | 2012-12-28 15:33 | バリアフリー


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