カテゴリ:お悩みポイント( 4 )

中古住宅を買う

こんにちは
伊藤裕子設計室の伊藤裕子です。
初めての方は、こちらをお読みください。→


****************************

中古住宅を安く買って、
すてきにリフォーム・・・憧れますね。

とってもお得に見えるこの方法ですが、
手順を間違えると、かえって高くつくこともあります。

設計者としての意見を書いてみますので
購入を決める前に、チェックしてみてください。


1) 物件を見る前に、ハザードマップなどで、地域全体を見る。

  建物はよかったけど、後から液状化の危険性の高い土地とわかった・など、
  心配事が増えないように。
  どうしてもその土地がいいなら、それなりの対処をする。(構造を強くするなど)

2) 近所の人に土地の履歴などヒアリングしてみる。

  新築でお客さんと現地に行った時に、近くにミニ産廃があって井戸は掘れない、
  ということを、地元の区長さんに聞いて、急遽水道に変更したことも。
  不動産屋さん以外からも情報を仕入れること。

  
3) 案外あるのが、ご近所トラブル。
  
  近所に困ったさんがいないか、何件かにそれとなく聞いてみる。
  買った後にお隣がその筋の方・とわかって、買い直した話も聞きました。

4) 建物は、見た目で判断しないで、できれば専門家と行って、
  床下や天井裏を見る。


  床の点検口を開けただけで、蟻道が見つかったことがありました。
  消毒や補修の費用がかかりますし、構造全体に問題があることもあります。
  小屋裏を見ると、雨漏りの様子もわかります。

5)1981年以前の建物は、基礎に鉄筋が入ってないなど、耐震上の問題が多いので、
  基礎からの補強が必要だったりすると、工事費が新築並みになることを
  理解して購入すること。
  又、地盤改良もほとんどされてないと思いますので、地盤が弱いところは注意。

6)2000年以降の建物は、最新の法規にのっとって、金物もついているので、安心。
 (手抜き工事がなければですが。)

7)確認申請の完了検査がちゃんと行われて、検査済証が発行されているものが、
  工事しやすいし、安心。
  ただし、そのあと、増改築を行っているところは、合法的か?
  確認することが必要。

8)接道などが足りなくて、建て替えできない ところは、
  とりあえずリフォームできても、先々問題に。
  できるだけ避けましょう。

最近は、重要事項説明で、不動産屋さんも詳しく説明してくれてると思いますが、
自分の目で見て、調べて、第三者の意見を聞くのも大事です。

リフォーム代が2000万を超えそうなら、
新築を視野に入れるのも良いと思います。 
(ただし、解体代がかかりますが。)


安い!と、飛びつかずに、
じっくり選んでくださいね。

 


* 伊藤裕子設計室 HPはこちら * 
* 毎日更新 伊藤裕子 うれしい暮らしブログはこちら *


*****************************
[PR]
by itoyukosuruga | 2013-02-04 18:17 | お悩みポイント

リフォーム会社・工務店・設計事務所・どこに頼む?

こんにちは
伊藤裕子設計室の伊藤裕子です。
初めての方は、こちらをお読みください。→


*************

ここが一番の悩みどころですね!

経験をもとに、私なりにそれぞれの特徴をあげてみました。
ただし、デメリットについては、そういうところもある、ということで、もちろんすべてではありませんから、ご安心ください。


<リフォーム会社>

* 小さなリフォームから大きなリフォームまで、特化してるので、対応が手慣れてる。
* リピーター対応がしっかりしてる。
* デザインも含め、リフォーム提案がしっかりした会社もある。
* 私なら新築の方がいいのでは?と判断するような物件も、リフォーム会社なので
  リフォームしようとする人もいる。根拠を確認すること。
* 相見積もりが普通なので、必要なものも加えずに低い見積もりを出すところがある。
  (契約後に追加していくところもある。)
* 特に付き合いのあるメーカーの製品がすごく安く入ったりする半面、ノルマがある。
* 建築に精通していないスタッフがいるところもある。
  (経験ない方も大丈夫で高給っていう募集してるところは、どうかな?)

<工務店>

* 新築の工事もしているところは、最新の性能や情報も知っているので安心。
* 地元で長く信頼のあるところは安心。
* 自然素材や手作り感のあるディテールが得意なところもある。
* 工務店によっては、今風のデザインや素材に対応できないところがある。
* 営業がいないところもあるので、主婦の細やかな希望などに対応できないところもある。

<設計事務所> 

* クライアントの希望を丁寧に聞く。
* 特殊な条件でも、解決するスキルがある。
* 個性的で、自分だけの空間が手に入る。
* デザインの優れたものや、素材など、幅広く採用できる。提案してくれる。
* 工事の第三者チェックをしてくれる。
* 別途設計料と、時間がかかる。
* 300万円以下のような、小規模のリフォームは受けていない人が多い。
* 工務店が選べる。同じ条件で相見積もりが取れる。
* 使い勝手よりデザインを優先する人もいる。
* 個性が強いので、相性がある。 


どうでしょうか?
ますます悩んでしまうかもしれませんね。

でも、一番は、

「 信頼できそうな相手かどうか? 」

それには、金額だけでなくて、何度も相手と会って話し合い、できれば「OBクライアント訪問」をさせてもらって、実際に住んでる人の声を聞く・空間を見る・のが重要です。


※ご注意
 相見積もりをとりましょう、とよく言われますが、設計者が図面を描いて同じ条件で数社
 に出すのと違い、ばらばらで直接お話しした内容で出てくる見積もりは、実際は公平には
 比較できません。
 たとえば、お施主さんが希望したキッチンは同じものが入っていても、床下の断熱材は、
 A 社はみており、B社はみていなかった、ということがあり得ます。
 あとで、お施主さんが気がついて、追加になったという話も聞きました。
 トータルの金額だけを見がちな、相見積もりですが、内容を正確に判断してくれる設計者
 に入ってもらうことは、工事の監理も含め、安心だと思います。




* 伊藤裕子設計室 HPはこちら * 
* 毎日更新 伊藤裕子 うれしい暮らしブログはこちら *






******************************
  
[PR]
by itoyukosuruga | 2012-12-27 16:45 | お悩みポイント

メーカー住宅リフォームは難しい

こんにちは
伊藤裕子設計室の伊藤裕子です。
初めての方は、こちらをお読みください。→


*************

突然ですが・・
ご依頼いただいても、私が受けられないリフォームがあります。

それは、大手住宅メーカーのリフォーム。


これまでも、何回かご相談があって、メーカーにも相談したのですが、まず、できない。

何故かというと、大手メーカーは、型式認定といって、メーカー独自の工法や材料を使い建てていますから、一般に流通している材料や工法で手を加えるのが難しいのです。

キッチンをとり替える、壁紙を張り替える、ぐらいは、町場のリフォーム会社でも可能だと思いますが、私のところにご相談に来られるような、間取りを変えたり増築したり・・という構造を触るようなリフォームは、勝手にできません。

もちろん、メーカーも最近ではリフォームに力を入れていますから、十分対応しているはずなのですが、好みや相性の問題などで、設計事務所で・・という方が少なからずいらっしゃるようなのです。

奥の手としては、プランとコーディネートだけで、協働でお仕事をさせていただくこともできるらしいのですが、あまり、積極的ではないようでした。

また、費用も、町場の工務店に頼むよりも若干割高になり、相見積もりもとれませんので、メーカー住宅を建てる方は、その辺まで十分理解された上で、ご依頼されるのが良いと思います。


ちなみに、私が新築で手掛ける「木造在来工法」は、図面が残っていれば、将来、違う設計者・工務店でも、安全に構造を変更することができます。


* 伊藤裕子設計室 HPはこちら * 
* 毎日更新 伊藤裕子 うれしい暮らしブログはこちら *






******************************
  
[PR]
by itoyukosuruga | 2012-12-27 16:40 | お悩みポイント

リフォームと新築の分かれ目

こんにちは
伊藤裕子設計室の伊藤裕子です。
初めての方は、こちらをお読みください。→


****************************


リフォームと新築の分かれ目は何でしょう?

私は、主に以下のことを考慮して判断します。


* 地盤  
  地盤がかなり悪いとわかっていて地盤補強していない建物を、高額なリフォームする
  ような場合は、地盤補強して新築が安心。
  特に、現状基礎や壁にクラック(ヒビ)が入ってるような場合は、専門家の判断を仰ぐ。

* 費用  
  1981年以前竣工の建物は、法改正前なので、耐震診断が必須。
  基礎から補強が必要な場合は、新築並みの費用がかかるので、新築も考慮する。
  具体的には、2000万、2500万以上のリフォームになりそうなら、新築も検討。
  古民家再生では、4000万、5000万~と、高額になる場合もある。

* 愛着  
  古い建物でも、愛着が強い、良い状態である、ような場合は、補強しながらリフォーム。
  但し、新築でも、古い建物の一部を利用することは可能。
  
* 法規  
  法規的に建て替えが難しい敷地の場合はリフォームを検討。(専門家に相談)

* 用途 
  一世帯から二世帯など、大きく使い方が変わるときに、リフォームで対応できるか、
  できないか、の判断。

* 利用スパン 
  7~8年住めればいいのか、子供の代まで渡していくのか、将来の利用の仕方によって、
  かける費用や補強の程度などを考えて決める。
  自分や子供のライフサイクルまで考えて、検討する。

相談に来られる方は、「迷ってる」「どこから考えたらいいかわからない」という方がほとんどです。

自分一人で解決するには、専門的な内容も多いですし、一度専門家にご相談されるのが良いと思います。
その時に、ご家族で話し合ってきていただきたいのは以下のことです。

* 費用はどれくらいかけられるか?
* どういう理由で、どのような家族構成で、住む続けるためのリフォーム(新築)か。
* ご家族の中で、意見が食い違ってないか。


目的がはっきりしていて、進めよう!という気持ちがあれば、
解決の糸は見えてきますよ。


* 伊藤裕子設計室 HPはこちら * 
* 毎日更新 伊藤裕子 うれしい暮らしブログはこちら *






******************************
  
[PR]
by itoyukosuruga | 2012-12-27 16:17 | お悩みポイント


自然素材・OMソーラー・バリアフリーの住まいリフォーム


by itoyukosuruga

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

伊藤裕子設計室
はじめに
お悩みポイント
自然素材
エコロジー
バリアフリー
収納
構造
デザイン
暮らし
作品集/住まい
作品集/仕事・趣味

以前の記事

2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月

その他のジャンル

最新の記事

OMでも、リフォーム出来ます
at 2013-02-27 16:56
中古住宅を買う
at 2013-02-04 18:17
はじめに整理ありき
at 2013-01-21 11:23
暮らしやすさとは、ストレスが..
at 2013-01-10 10:57
個室の広さを十分にとる
at 2012-12-28 15:33

ブログジャンル

住まいとくらし
インテリア・収納

画像一覧