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OMでも、リフォーム出来ます

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伊藤裕子設計室の伊藤裕子です。
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OMでも、リフォーム出来ます_b0231969_1655482.jpg


OMソーラーってご存知でしょうか?

太陽熱を利用して、
全館を暖め、お湯も作れるシステムです。

(詳しく知りたい方は、OMソーラーで検索してみてくださいね)

このシステムは、
屋根で外の空気を暖め、ファンで床下に送って、
コンクリートの基礎に蓄熱してから、室内に取り込む、という
方式なので、太陽光発電のように、
後付けすることができません。

では、リフォームでできないか?というと、
基礎をベタ基礎で補強して、屋根も葺き替えるような大規模な工事であれば、
取り入れることができます。

写真は、建物の1/3ぐらいをリフォームする工事だったので、
その部分だけ、OMソーラーを入れました。

床暖房も検討しましたが、
廊下や水回りまで、深夜までつけっぱなし、というのが、
光熱費を考えると、現実的ではなかったことと、
換気もできるので、持病の喘息にも有効であったので、
採用をお勧めしました。


5年経ちましたが、
寒いところが無い、と好評です。

特に、非OMの部屋とは、
引き戸一枚隔てて、温度が変わるのを
体感されるので、
特に暖かさを感じるかもしれませんね。

 


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# by itoyukosuruga | 2013-02-27 16:56 | エコロジー

中古住宅を買う

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中古住宅を安く買って、
すてきにリフォーム・・・憧れますね。

とってもお得に見えるこの方法ですが、
手順を間違えると、かえって高くつくこともあります。

設計者としての意見を書いてみますので
購入を決める前に、チェックしてみてください。


1) 物件を見る前に、ハザードマップなどで、地域全体を見る。

  建物はよかったけど、後から液状化の危険性の高い土地とわかった・など、
  心配事が増えないように。
  どうしてもその土地がいいなら、それなりの対処をする。(構造を強くするなど)

2) 近所の人に土地の履歴などヒアリングしてみる。

  新築でお客さんと現地に行った時に、近くにミニ産廃があって井戸は掘れない、
  ということを、地元の区長さんに聞いて、急遽水道に変更したことも。
  不動産屋さん以外からも情報を仕入れること。

  
3) 案外あるのが、ご近所トラブル。
  
  近所に困ったさんがいないか、何件かにそれとなく聞いてみる。
  買った後にお隣がその筋の方・とわかって、買い直した話も聞きました。

4) 建物は、見た目で判断しないで、できれば専門家と行って、
  床下や天井裏を見る。


  床の点検口を開けただけで、蟻道が見つかったことがありました。
  消毒や補修の費用がかかりますし、構造全体に問題があることもあります。
  小屋裏を見ると、雨漏りの様子もわかります。

5)1981年以前の建物は、基礎に鉄筋が入ってないなど、耐震上の問題が多いので、
  基礎からの補強が必要だったりすると、工事費が新築並みになることを
  理解して購入すること。
  又、地盤改良もほとんどされてないと思いますので、地盤が弱いところは注意。

6)2000年以降の建物は、最新の法規にのっとって、金物もついているので、安心。
 (手抜き工事がなければですが。)

7)確認申請の完了検査がちゃんと行われて、検査済証が発行されているものが、
  工事しやすいし、安心。
  ただし、そのあと、増改築を行っているところは、合法的か?
  確認することが必要。

8)接道などが足りなくて、建て替えできない ところは、
  とりあえずリフォームできても、先々問題に。
  できるだけ避けましょう。

最近は、重要事項説明で、不動産屋さんも詳しく説明してくれてると思いますが、
自分の目で見て、調べて、第三者の意見を聞くのも大事です。

リフォーム代が2000万を超えそうなら、
新築を視野に入れるのも良いと思います。 
(ただし、解体代がかかりますが。)


安い!と、飛びつかずに、
じっくり選んでくださいね。

 


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# by itoyukosuruga | 2013-02-04 18:17 | お悩みポイント

はじめに整理ありき

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はじめに整理ありき _b0231969_10575042.jpg


















本日の朝日新聞朝刊を見てたら、
整理収納アドバイザーの本多さおりさんの、著書の広告が載ってました!

あっという間に重版で、
人気のほどがわかりますね。

私の設計したお住まいで、より使いやすくするために
本多さんのアドバイスを受けている方が何人かいらっしゃいます。

私自身も、本多さんの方法で自己流で整理・収納を実施。
驚くほど、使いやすくなりました。

「空間として収納をつくる」 ことと、

「使いやすい収納をする」 ということは、別のこと。



たいていの方は、

「収納スペースが沢山あれば、収納の悩みは解決する」

と、思っていらっしゃいますが、
実はそうではありません。


同じ家族構成で同じように設計しても、
収納がうまく機能してるかどうかは、
ご家庭によりますし、

「とにかく多ければいいか?」

というと、そうでもなくて、
整理せずに詰め込んで、管理できなくなってしまう、
ということにもつながりかねません。

それに、収納場所も坪数で考えると、
使わないものに、それだけ坪単価かけて、
リビングを狭くするのが得策か?という視点で、
検討することも大事です。
(収納場所はタダじゃない!)

本多さんが人気なのは、
センスの良い暮らし方や、
わかりやすい具体的な手法の公開、
ということもあると思いますが、
何と言っても、

‘古い2Kに夫婦で、こんなに持ち物が少なくても快適にすてきに住める!‘

という、実践ではないかと思います。


不都合は、「すべて今住んでる空間にある」、と考え、
「収納が少ないからリフォームしよう」
「新築は、沢山収納を!」と思っても、
今現在のお住まいが、整理されない状況では、
きっと、どれだけ多くの収納をつくっても、
いずれ、同じになってしまうかもしれません。

まず、
今日からでもお勧めしたいこと

* 今住んでる場所を、先に整理してみる
 (必要ないものが山ほど出るはずです)
* 生活しやすい収納を工夫してみる。
 (新しい空間でも生きます!)


先に、実践してみることで、
「それでも解決できないこと」
「もっと、快適にできそうなこと」が、
はっきり見えてきて、

効果的なリフォーム・新築ができると思いますよ。



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# by itoyukosuruga | 2013-01-21 11:23 | 収納

暮らしやすさとは、ストレスがない毎日のこと 

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暮らしやすさとは、ストレスがない毎日のこと _b0231969_1051058.jpg


















以前、リフォームの相談に来られたお客さまで、
建て売りの新築で住んでからもう、数年。

「毎日毎日、勤め先で家の不便さを思い出してイライラします。」

という方がいらっしゃいました。

仕事場でも思い出してしまうとは!
仕事の効率にも影響が出てしまいそうですね。

ダイニングの日当たりが悪く、
キッチンとリビングが離れていて様子がわからない
プランになっているおうちでした。

暮らしやすい家ってどんな家でしょう?


一言で言うと、

ストレスがない家

と言えると思います。


今、皆さんは、住まいでの毎日の生活で、
何をストレスに感じていますか?

*収納が足りない
*掃除がしにくい
*風が通らずじめじめする
*家族がリビングに集まらない
*好みのデザインでない・・

などなど、沢山ありそうですね。

それは、あなたの
モチベーションや、毎日のごきげん、家族関係に影響を与えてはいませんか?

本来、あなたは、集中したい仕事、楽しみたい趣味、見たい笑顔があるのに、
ホームグラウンドである住まいが、ストレスに満ちたものなら、
なかなか、自分らしい毎日は送れないのでは、と思います。


たとえば、小さなことかも知れませんが、
私は、物干し・布団干しできるスペースは、
とにかく沢山つくるようにしてます。

男の子供が2~3人、部活動をしていて、梅雨時の日曜日。
お勤めしているお母さんが、どれだけ洗濯機を回し、干す場所を探しまわるか!


私の実体験としてあるからです。

家は、リフォームでも新築でも整理収納でも、
「きれい」「かっこいい」だけではだめで、
「生活しやすい」を犠牲にしては成り立ちません。

慣れてしまってる、
自分自身のストレスを、
一度、
リストにしてみてはいかがでしょうか?

それが解消されたら、
どんな理想の自分の生活が待っているか、
想像してみるのも良いと思います。

*写真は、購入した中古住宅を、好みのデザインにリフォームしたおうちでのランチの様子。

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# by itoyukosuruga | 2013-01-10 10:57 | 暮らし

個室の広さを十分にとる

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バリアフリーというと、
「手摺をつける」「床の段差をなくす」と考える方が多いですが、
見落としがちなのが、

「十分な広さをとること」

たとえば、介護が必要な家族の個室。

以前、相談を受けた知り合いは、病院から引き取る車椅子の家族の為に、4.5畳の部屋を用意していました。トイレは2畳別にあるのに、です。さらに言えば、隣にほとんど使わない客間も6畳あるのに。
「これでは、使いづらいですよ」とアドバイスしましたが、
何故か「寝てるだけだからもっと狭くて良い」と、判断され、4.5畳より小さく、完成しました。
結果は? 3カ月で病院に戻られました。

個室はできれば8畳以上あったほうがいいです。理由を下にあげてみました。

* 介護ベッドスペース
* 家族が簡易ベッドなどで、添い寝することもある
* ベッドメイキングや介助で、できれば、ベッドの両側空いた方が良い
* ポータブルトイレや介護用品が結構かさばる
* 車椅子は結構大きく、操作にもスペースが必要
* TVや、安楽椅子など、娯楽のスペースもほしい
* 寝ていることが多いなら、そこがすべての空間なのだからむしろ豊かに


もし、そこだけで広さが取れない場合は、襖を開けると隣の部屋と一体になって使える、とか、引き戸で他の空間をつなげる工夫をします。
リビングとつながってるのもいいですね。

とにかく、ドアで仕切られた、小さな部屋ばかり作らないことです。

現在、介助が必要でなくても、どこかに、そんな広さと仕掛けがあるスペースを考えて置くと安心ですね。

個室の広さを十分にとる_b0231969_114311.jpg二部屋続きの8畳の和室を、段差なしのコルクタイルにして、手前はベッドスペース、庭に近い方をミニリビングとして使っています。
障子を開けると広縁も一体の、のびのびしたスペースになります。



愛着のある日本家屋の雰囲気を変えずに、バリアフリーに対応させています。


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# by itoyukosuruga | 2012-12-28 15:33 | バリアフリー


自然素材・OMソーラー・バリアフリーの住まいリフォーム


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